2021-02-01から1ヶ月間の記事一覧

広瀬川歩記133

ささやかなり 今日も風が強い。本当に春先の仙台は風の街である。 それはいいが、野鳥が見られないのは寂しい。 そんな日が続いたのに、ある日、風もなく暖かい一日が巡ってきた。 いたいた、1本の樹木に、まずはシジュウカラ。 まさか巣材を? カワラヒワは…

広瀬川歩記132

イヤだぁ 1日延ばしに延ばしてきたこと。 納 税 国民の三大義務って中学校で習うんだっけ? 私は、教育も勤労も、どうやらこうやらだけど義務範囲だけは終えている。だからリタイアして年金生活。なのになぜ三つ目の義務だけいつまでもついてくるのか。 ああ…

広瀬川歩記131

梅は咲いたか? ここ2,3日、暖かい日が続いた。若い頃なら...どうしていただろう。 今は生き物の息吹を感じに行きたい。 西公園の臥竜梅はその後どうなっただろうか。2月1日に見た時は、今年大丈夫だろうかと心配になるほど冬に閉じこもっていた。 土曜…

広瀬川歩記130

食べること 広瀬川の心地よい水音は何日も続くものではない。相当降っても増水からほんの2,3日で流路は元の細いものになり、名残水とでも呼びたくなるような水たまりが河川域に点在することになる。 そこに1羽のダイサギを見つけた。 首を突っ込む 岩陰で素…

広瀬川歩記129

川の音が聞こえる 待っていた梅がようやく命を伝え始めた。向こうの小川はさらさらと囁くようだ。 今日は寒い。 もうちょっと待つかな、開花 だが2,3日前の雨で川は潤い、どこを歩いても川の音楽が聞こえる。 音は違う。岩にぶつかる音。段差を滑り落ちる音…

広瀬川歩記128

こんな日は 先日、うららかな日差しに春を感じますと書いたばかりなのに、そして何よりもチョウを見たことを写真とともに紹介したのに、今日、雪が吹雪くように荒れ、風が乱舞してチョウはどうなったことかと思いをはせる日になった。 そんな日は、煩わしい…

広瀬川歩記127

どっちを書こうか 昨日、大きな地震があった。夜11時7分。 もう寝ていたが、揺れを感じて目が覚めたらしい。私が目を覚ますぐらいだから、大きい。そして長い。地震の嫌いなところは、だんだん揺れがひどくなっていくところだが、これは不躾なほど盛り上がっ…

広瀬川歩記126

春よ、来い 昔、雪の第三京浜を走っている時に、後ろから猛スピードで近づいてきたトラックを避けようとブレーキを踏んだ途端、見事にスリップして中央分離帯にぶつかったことがある。 それ以来、雪の運転はトラウマ。 今シーズンは雪が多い。にもかかわらず…

広瀬川歩記125

ウーン、仕方ないこと? 広瀬川は澱橋の下流が大きく右手にカーブしていく。大雨が降ると曲がり口の絶壁は削られ、抉られて崩壊することもたびたびあったと聞く。だから、現在崖下には一応の崩れ防止は施されているが、今回、川の真ん中にある中州を浚渫して…

広瀬川歩記124

春はどこまで ロウバイが咲いている。 臘梅 土手下の片隅にロウバイを見つけた。 わずかな花数で匂いも届かないけれど、密やかに春の足音を伝えてくれる。 ウメは、まだ遠い。 臥竜梅 だが、やがては弥生三月を飾り、サクラに春を譲ってゆく。 コブシ、カタ…

広瀬川歩記123

誰の道 牛越橋と澱橋との間の左岸には約1キロにわたって堤防が続き、ランニング用として整備されたその上を、歩いたり走ったり、人々は思い思いに楽しんでいる。 牛越より上流側に土手道はない。 川面からそれほど高くもない小道が川と段丘崖との間の僅かな…

広瀬川歩記122

何かが、起こる? こう連続して何日も野鳥を見かけないと、だんだん不安になってくる。 たしかに、水鳥は探せば見つかるし、トンビやカラス、ヒヨドリだって毎日のように見かける。だが小鳥は4,5日前を境に以前ほど見かけなくなった。 以前ほど、と言ってい…