広瀬川歩記145

七重八重 花は咲けども

梅と桜が競演していた川縁も、今は華やかさを失ってしまった。

サクラは、いよいよ終わり期を迎え、一抹の寂しさを覚えて、もう無いのかと探し求めて歩き出す。

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宴のあとのように

ここで遺跡まがいを見つけた。

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コレ、ナニ?

随分熱心に作ったものだ。何だか石器ねつ造を思い出す。イヤな思い出だ。

あった。よかった。何という種類か。人が行けないところでひっそりと咲いていた。

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密やかに白く密やかに白く

 

それでも季節は山吹の頃。

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実の一つだに 無きぞ悲しき 

 

広瀬川歩記144

ハトって

向こうでアメリカの動物滅亡史

藤原 英司 著

向こうで何かが止まった。

キジバトかな?と近づいてみると、案の定である。道の脇にある柵からキョロキョロとあたりを見回している。

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キジバト

さらに近づく。数メートル手前でようやく、道におりた。だがそっちは私の歩く方向。私が進む。ハトはその先に行く。また進む。またトコトコと先に行く。

数回繰り返したあと、少し離れた柵の上に止まったが、この鳥は特に警戒心が弱い。何しろ伝書鳩のように人に飼われる仲間もいるくらいだから。

 

そうそう、昔読んだ(多分)藤原英司著『アメリカの動物滅亡史』という本に、たしか、北アメリカに数十億生息していたというリョコウバトが食用に乱獲され尽くし、マーサと名付けられ動物園で飼育された最後の1羽は20世紀初頭に老衰により死亡したという事が書いてあった。

リョコウバトの肉が美味でなかったら、滅亡することもなかったのだろうけれど、警戒心の弱さもあったのかもしれない。

 

それにしても「最近この辺では見かけなくなったけれど、他所に行けばまだまだいるさ。」という台詞がどれほど根拠のないものであるか、藤原は警告していた。

この本は、退職の時に他の本とともに人にやってしまったが、もう一度読みたい。

でも「どこかに行けばある。」という発想は止めよう。

広瀬川歩記143

昨日見た空

光が風に揺らいで若葉を包む。

そんな日だった昨日。私は天空を駆け抜ける鳥を見た。

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自在に飛ぶ

ああ、ツバメだ。

ツバメは、もう2週間以上前に見ていたが、少し早すぎる気がして確信できなかった。だが今日、高い空を突き抜けるあの鳥は、ツバメ以外の何もでもない。

そん思いでまだ見上げていたら、高い高い空を旋回する鳥がいる。あれは、アオサギダイサギか。

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高い高い空の中

アオサギは上昇気流を楽しんでいるのか。

 

そうして別の空を見たら、

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バツッ!

 

バツだって。何が?

広瀬川歩記143

知らないことが多すぎて

詩人の三好達治が友人と連れだって歩いていた時のこと。その友人から野の花の名を問われて知らないと答えると「君は詩人のくせに花の名一つ知らないのか。」といわれ、

恥ずかしく思い植物に関して猛勉強したというエピソードが残っている(アレッ?本当に達治の話だったかなあ、半世紀以上前に読んだ本の記憶だから怪しいけれど)が、詩人でもない私はこの歳になっても、植物だけでなく森羅万象について無知に等しい。

 

さて先日、シジュウカラの楽しげな食事風景を写真に撮って、ブログに載せようとしたら、何を食べているか分からなく、困惑し、ついには書けなくなってしまった。

今でも分からない。

花なのかな?芽を食べようとしているのかな?そもそも何という樹木なのだ?

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鳥の名はわかるけど

わかっていることは、この小さな鳥が生き生きと活動していること。

広瀬川歩記142

サクラ・サクラ

以前に「二春」と呼んだ梅と桜が、昨日はもう梅が散り始め、桜も満開に向かっている。

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梅と桜で二春

それどころかそこここでモモも咲いている。それなら三春。

青葉城に向かう道に咲く枝垂れはどうかな。行ってみる。

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可憐な枝垂れ桜

イチオシなのに、今年、ちょっと寂しい。

定番の大手門脇櫓込みの撮影に。

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櫓と桜

春はサクラの中にあるようだ。そんな思いで澱橋に立ったら、あれあれ初夏がもう、追いかけてきたようだ。

私の好きな若葉の季節。

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5月のような

 

広瀬川歩記141

花みな咲き誇り

今日は黄砂がひどすぎて歩く気にもならなかったが、一昨日見た花たちはもうはじけたように花弁を広げていた。まるで見ているさなかにも咲きほころびそうなほどに。

 

いつもの年に比べて少ないのはグランド整備の影響かな。県立宮城一高の新設グランドの脇、数こそすっかり少なくなってしまったが、今年も黄色が鮮やか。

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ラッパズイセンでしょ

そして三春ではなく二春。

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サクラにウメ

この暖かさだったら、モモがあればモモも開花したかも。

ようやく梅が満開となったら、一昨日この程度であった桜が、今日はもう満開であるに違いない。

青葉神社榴ヶ岡、錦町、長命舘。仙台を離れれば何といっても一目千本。大河原から船岡山へ。

行ってみたいな。

外に出たがるのをだれが止められようか。

広瀬川歩記140

ヤア、久しぶり!

人がイッパイ出ていた。

野球、テニス、バドミントン。20人ぐらいが参加してサッカーをやっている学生さん達もいる。土手道をランニングする人も歩く人も、とにかく驚くほど人がいる。

だから今日は、鳥写真日和ではない。

昨日、里山の斜面を登ったり下ったりしたけれど、歩行距離そのものはどれほどのことでもなかった。だから今日は歩くゾ-ッ、と思った矢先、向こうに見える枝を駆け上る鳥がいる。

ウン?コゲラにしては少し大きいような?だがあの動きはキツツキの仲間そのもの。

だとしたらァ、、、1も2もなく写真。

ハイ、ポーズ

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アカゲラ

案の定、アカゲラ。2010年以来。

あっという間に飛び去った。