2021-04-01から1ヶ月間の記事一覧

広瀬川歩記145

七重八重 花は咲けども 梅と桜が競演していた川縁も、今は華やかさを失ってしまった。 サクラは、いよいよ終わり期を迎え、一抹の寂しさを覚えて、もう無いのかと探し求めて歩き出す。 宴のあとのように ここで遺跡まがいを見つけた。 コレ、ナニ? 随分熱心…

広瀬川歩記144

ハトって 向こうでアメリカの動物滅亡史 藤原 英司 著 向こうで何かが止まった。 キジバトかな?と近づいてみると、案の定である。道の脇にある柵からキョロキョロとあたりを見回している。 キジバト さらに近づく。数メートル手前でようやく、道におりた。…

広瀬川歩記143

昨日見た空 光が風に揺らいで若葉を包む。 そんな日だった昨日。私は天空を駆け抜ける鳥を見た。 自在に飛ぶ ああ、ツバメだ。 ツバメは、もう2週間以上前に見ていたが、少し早すぎる気がして確信できなかった。だが今日、高い空を突き抜けるあの鳥は、ツバ…

広瀬川歩記143

知らないことが多すぎて 詩人の三好達治が友人と連れだって歩いていた時のこと。その友人から野の花の名を問われて知らないと答えると「君は詩人のくせに花の名一つ知らないのか。」といわれ、 恥ずかしく思い植物に関して猛勉強したというエピソードが残っ…

広瀬川歩記142

サクラ・サクラ 以前に「二春」と呼んだ梅と桜が、昨日はもう梅が散り始め、桜も満開に向かっている。 梅と桜で二春 それどころかそこここでモモも咲いている。それなら三春。 青葉城に向かう道に咲く枝垂れはどうかな。行ってみる。 可憐な枝垂れ桜 イチオ…