広瀬川歩記145

七重八重 花は咲けども

梅と桜が競演していた川縁も、今は華やかさを失ってしまった。

サクラは、いよいよ終わり期を迎え、一抹の寂しさを覚えて、もう無いのかと探し求めて歩き出す。

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宴のあとのように

ここで遺跡まがいを見つけた。

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コレ、ナニ?

随分熱心に作ったものだ。何だか石器ねつ造を思い出す。イヤな思い出だ。

あった。よかった。何という種類か。人が行けないところでひっそりと咲いていた。

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密やかに白く密やかに白く

 

それでも季節は山吹の頃。

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実の一つだに 無きぞ悲しき