2020-12-01から1ヶ月間の記事一覧

広瀬川歩記109

寒いよね まだこんなモノではないはず。そうは思っても首元から忍び込む風は冷たい。 橋の下をくぐれば、風はどこかに離れていく。 だが、今不意に生まれたさざ波が、風の行方を教えてくれる。 首を挙げて梢の先を見る。普段、無意味に中空を舞うトビが、 今…

広瀬川歩記108

水辺の宝石 水辺の宝石といえばカワセミのことである。 派手な色で美しい鳥は他に何種類もいるだろうが、翡翠のような青を核とする見事さは他の追随を許さない。 私も好きで、以前にも歩記に載せたほどだが、出会うことがあまりなく、これまでに撮った写真の…

広瀬川歩記107

何に見える? これも雪に関わる話。 ある日、水鳥を撮影しようとした私は、水辺で意外なモノを見つけてしまった。ペンギンである! 慌ててシャッターを切ったことは言うまでもない。ペンギンが広瀬川にやってきた!大事件だ。 痛恨!手前にピントが! もう一…

広瀬川歩記106

今日は冬至そして惑星直列? そういうわけで、今日の歩記は冬至か土星と木星の大接近を書こうと決めていたのに、大接近はうまく観察できなかったし、もっと他のことを書きたくなってしまった。 今日もカーテンを開ければ積雪。 時折、雪が舞う中。でも歩いて…

広瀬川歩記105

昨日は心配になるほどの雪 目隠しになるほど降っていた雪が ふと小止みになり お日様は精一杯頬を膨らませて現れた その時 日輪 外に出てみればもう 楽しみにしていた人たちの足跡 それでも 川辺は白く静寂である 行ってみよう 分流 ホワイトクリスマスって…

広瀬川歩記104

生誕250年だって ベートーベンという名前を最初に聞いたのは、いつのことだっただろう。何故かいつも「弁当箱」を連想したのは私があまりにも子供だったからかもしれない。だが音楽室の肖像画を指さす先生から、偉大な音楽家であることを教えられてからは、…

広瀬川歩記103

いよいよだね 今日、12月15日。多少中途半端な感はあるけれど、今シーズンの初積雪であることにはかわりがない。 お昼頃、写真を撮りに行った。 もう融けて、中途半端さはいっそうひどくなったが、それでも嬉しそうにシャッターを押す。 こんな感じ 撮ってみ…

広瀬川歩記102

キレイにして帰った人たち 今日も 取り残されたような 小さな島?それとも中州? それでも渡る人たちがいて キャンプする人がいる 土曜の昼 なぜ来たの? 想像してみよう 新人養成? 仲間? 4人の男性 火を囲み 欠片を燃やす人たち 語らったあと すべてを持…

広瀬川歩記101

何度でも書かなくちゃあ あなたが捨てたテレビで、あなたは何を見てきたのだろう あなたの捨てたテレビは あなたのどんな人生を映してきただろう 捨てられたテレビ あなたが捨てても、テレビが土に帰ることはない テレビを包む買い物袋は 有料になりました …

広瀬川歩記100

100回目の今日は? 2日に1回、毎日歩いている広瀬川の川縁を往復する間に考えたこと、見たこと。 それだけのことを書いてゆく。それが積もって100回。 そんな今日、水鳥たちが勢揃い。ただし、あまり好きじゃないんだ、と言ってきたカワウは、すねて欠席。あ…

広瀬川歩記99

雲海の・・・ 隣の川崎町に行ったんですよ。 仙台に引っ越した当初、湖畔公園から見た雪山(蔵王連峰)の美しさは未だに忘れられませんけれど、何十年後かの今は、その公園の前にある丘にばかり登っています。雪をかぶった蔵王を見たいためではありません。…

広瀬川歩記98

電話 親しくして下さる先輩から電話を頂きました。 お酒が大好きな人で退職してからというもの、一旦外にでると、目的地に着いてから夜10時くらいまで呑むという人です。 だからこのコロナ下でもお誘いかと思いましたが、とんでもない。身体を気遣って2ヶ月…

広瀬川歩記97

オーッ!マンションができあがるぞ 仙台市博物館の前の五色沼、というかアイススケート発祥の地近くで、今シーズン初めて カイツブリ カイツブリと モズ モズを見た日、大橋近くのマンションが完成に近づいたのを見ました。 3千数百万円~といったら、最低…

広瀬川歩記96

かなりなんてもんじゃない ”ひろせがわあるき64”で私は、「かなり驚きました」と書きましたよね。 甘かったです。 今日、牛越橋を越えたところで、先を歩いていた妻が突然、「ダイサギとカワウが・・・」といったきり声を呑んだのです。 何ということはない…