寒いよね まだこんなモノではないはず。そうは思っても首元から忍び込む風は冷たい。 橋の下をくぐれば、風はどこかに離れていく。 だが、今不意に生まれたさざ波が、風の行方を教えてくれる。 首を挙げて梢の先を見る。普段、無意味に中空を舞うトビが、 今…
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