広瀬川歩記149

季節は移り(2) 1月末か2月初め、広瀬川改修工事は澱橋下を拠点として始まった。まだ雪の降る頃だった。 橋の下手が大きくカーブして、流れが滞りがちなのを懸念したのだろう。土砂を取り除く作業が続く。 橋の向こうにユンボ 4月も下旬になって、ようやく…

広瀬川歩記148

季節は移り(1) 4月17日をもって中断したこのブログ、もちろんカワガラスさえ見つければ再開するはずだったのに、すでに6月中旬にさしかかる。 さてそれではこの間のトピックスをご披露しよう、と思い立ったその翌日。何とカワガラスが水上数10㎝をか…

広瀬川歩記147

嬉しいね! 今日からは、書かなかったここ1ヶ月半の出来事を載せていくつもりだったから、古いところから書き始める予定であったのに、昨日思いがけないものを見たので、何より優先して書こう。 カルガモが子育て真っ最中! 草陰の黄色の正体は? じっと見て…

広瀬川歩記146

やっぱり、いないのか! カワガラスは留鳥だから、一年中いつでも見られるはずだし、実際、2月に撮影できた年もある。 餌を漁るカワガラス 牛越橋のちょっと上流側には滝前橋という橋があって、本当に小さな滝がある。国道下の小さな、小さな滝である。かつ…

広瀬川歩記145

七重八重 花は咲けども 梅と桜が競演していた川縁も、今は華やかさを失ってしまった。 サクラは、いよいよ終わり期を迎え、一抹の寂しさを覚えて、もう無いのかと探し求めて歩き出す。 宴のあとのように ここで遺跡まがいを見つけた。 コレ、ナニ? 随分熱心…

広瀬川歩記144

ハトって 向こうでアメリカの動物滅亡史 藤原 英司 著 向こうで何かが止まった。 キジバトかな?と近づいてみると、案の定である。道の脇にある柵からキョロキョロとあたりを見回している。 キジバト さらに近づく。数メートル手前でようやく、道におりた。…

広瀬川歩記143

昨日見た空 光が風に揺らいで若葉を包む。 そんな日だった昨日。私は天空を駆け抜ける鳥を見た。 自在に飛ぶ ああ、ツバメだ。 ツバメは、もう2週間以上前に見ていたが、少し早すぎる気がして確信できなかった。だが今日、高い空を突き抜けるあの鳥は、ツバ…

広瀬川歩記143

知らないことが多すぎて 詩人の三好達治が友人と連れだって歩いていた時のこと。その友人から野の花の名を問われて知らないと答えると「君は詩人のくせに花の名一つ知らないのか。」といわれ、 恥ずかしく思い植物に関して猛勉強したというエピソードが残っ…

広瀬川歩記142

サクラ・サクラ 以前に「二春」と呼んだ梅と桜が、昨日はもう梅が散り始め、桜も満開に向かっている。 梅と桜で二春 それどころかそこここでモモも咲いている。それなら三春。 青葉城に向かう道に咲く枝垂れはどうかな。行ってみる。 可憐な枝垂れ桜 イチオ…

広瀬川歩記141

花みな咲き誇り 今日は黄砂がひどすぎて歩く気にもならなかったが、一昨日見た花たちはもうはじけたように花弁を広げていた。まるで見ているさなかにも咲きほころびそうなほどに。 いつもの年に比べて少ないのはグランド整備の影響かな。県立宮城一高の新設…

広瀬川歩記140

ヤア、久しぶり! 人がイッパイ出ていた。 野球、テニス、バドミントン。20人ぐらいが参加してサッカーをやっている学生さん達もいる。土手道をランニングする人も歩く人も、とにかく驚くほど人がいる。 だから今日は、鳥写真日和ではない。 昨日、里山の斜…

広瀬川歩記139

営巣中 宮城県には川崎というところがある。 30年前に宮城に移住した頃は、その字を見る度に川崎市じゃない、宮城では川崎町なのだ、と自分に言い聞かせていた。 その川崎に今縁を持たせて戴いている。城跡の調査にかり出されたのだ。そして今日行った荻ノ館…

広瀬川歩記138

生きとし生けるもの、大忙し 澱橋の河川緑地公園では、中学生と思われる男の子と女の子が、高校生、大学生のお兄さん、お姉さん、そして暇をもてあましている私の見ている中、手を繋いで河原へと向かっていった。 ウーン、ワシの時代はそんなじゃなかった。…

広瀬川歩記137

ここも遺跡だ 梅を見に西公園に行ったら、臥竜梅の近くでこんな物を見つけた。 ホーラ、これ! 回りの小石やアナはどうでもいいんだよ。 上が江戸時代の瓦で、下が鉄滓。鉄滓は製鉄(鍛冶)の際に出てくる鉄のカス。カナクソともいうよ。 でもここら辺は伊達…

広瀬川歩記136

里山にて 昨日、いつものように広瀬川河畔を散歩していたら、ボールが弧を描いて飛んできた。そのまま歩いていたら見事にぶつかるように。 野球をやってはいけませんとそこには書いてある。しかし休みに入って若者たちは公園でスポーツを楽しみに来はじめた…

広瀬川歩記135

オット、こんなところに 久しぶりに里山に入った。どんな動物に会えるだろうか、 密かにまじないをかけてみたが、ヒソとしている 目の前をエナガが鳥の羽を咥えて飛んでいってしまった ところがだ。驚かされたのは野草。 タンポポがたった一輪。誰邪魔するわ…

広瀬川歩記134

落とし物の謎 3月だ! 何となくウキウキ気分で川辺を歩いていた。昨日、色々な小鳥を見かけたので、今日は2匹目の”小鳥”ねらい。 すぐにコゲラ。コゲラとくればシジュウカラ、エナガは見つかるだろうと待機していたら、いたいた。向こうで飛び交うのはそのど…

広瀬川歩記133

ささやかなり 今日も風が強い。本当に春先の仙台は風の街である。 それはいいが、野鳥が見られないのは寂しい。 そんな日が続いたのに、ある日、風もなく暖かい一日が巡ってきた。 いたいた、1本の樹木に、まずはシジュウカラ。 まさか巣材を? カワラヒワは…

広瀬川歩記132

イヤだぁ 1日延ばしに延ばしてきたこと。 納 税 国民の三大義務って中学校で習うんだっけ? 私は、教育も勤労も、どうやらこうやらだけど義務範囲だけは終えている。だからリタイアして年金生活。なのになぜ三つ目の義務だけいつまでもついてくるのか。 ああ…

広瀬川歩記131

梅は咲いたか? ここ2,3日、暖かい日が続いた。若い頃なら...どうしていただろう。 今は生き物の息吹を感じに行きたい。 西公園の臥竜梅はその後どうなっただろうか。2月1日に見た時は、今年大丈夫だろうかと心配になるほど冬に閉じこもっていた。 土曜…

広瀬川歩記130

食べること 広瀬川の心地よい水音は何日も続くものではない。相当降っても増水からほんの2,3日で流路は元の細いものになり、名残水とでも呼びたくなるような水たまりが河川域に点在することになる。 そこに1羽のダイサギを見つけた。 首を突っ込む 岩陰で素…

広瀬川歩記129

川の音が聞こえる 待っていた梅がようやく命を伝え始めた。向こうの小川はさらさらと囁くようだ。 今日は寒い。 もうちょっと待つかな、開花 だが2,3日前の雨で川は潤い、どこを歩いても川の音楽が聞こえる。 音は違う。岩にぶつかる音。段差を滑り落ちる音…

広瀬川歩記128

こんな日は 先日、うららかな日差しに春を感じますと書いたばかりなのに、そして何よりもチョウを見たことを写真とともに紹介したのに、今日、雪が吹雪くように荒れ、風が乱舞してチョウはどうなったことかと思いをはせる日になった。 そんな日は、煩わしい…

広瀬川歩記127

どっちを書こうか 昨日、大きな地震があった。夜11時7分。 もう寝ていたが、揺れを感じて目が覚めたらしい。私が目を覚ますぐらいだから、大きい。そして長い。地震の嫌いなところは、だんだん揺れがひどくなっていくところだが、これは不躾なほど盛り上がっ…

広瀬川歩記126

春よ、来い 昔、雪の第三京浜を走っている時に、後ろから猛スピードで近づいてきたトラックを避けようとブレーキを踏んだ途端、見事にスリップして中央分離帯にぶつかったことがある。 それ以来、雪の運転はトラウマ。 今シーズンは雪が多い。にもかかわらず…

広瀬川歩記125

ウーン、仕方ないこと? 広瀬川は澱橋の下流が大きく右手にカーブしていく。大雨が降ると曲がり口の絶壁は削られ、抉られて崩壊することもたびたびあったと聞く。だから、現在崖下には一応の崩れ防止は施されているが、今回、川の真ん中にある中州を浚渫して…

広瀬川歩記124

春はどこまで ロウバイが咲いている。 臘梅 土手下の片隅にロウバイを見つけた。 わずかな花数で匂いも届かないけれど、密やかに春の足音を伝えてくれる。 ウメは、まだ遠い。 臥竜梅 だが、やがては弥生三月を飾り、サクラに春を譲ってゆく。 コブシ、カタ…

広瀬川歩記123

誰の道 牛越橋と澱橋との間の左岸には約1キロにわたって堤防が続き、ランニング用として整備されたその上を、歩いたり走ったり、人々は思い思いに楽しんでいる。 牛越より上流側に土手道はない。 川面からそれほど高くもない小道が川と段丘崖との間の僅かな…

広瀬川歩記122

何かが、起こる? こう連続して何日も野鳥を見かけないと、だんだん不安になってくる。 たしかに、水鳥は探せば見つかるし、トンビやカラス、ヒヨドリだって毎日のように見かける。だが小鳥は4,5日前を境に以前ほど見かけなくなった。 以前ほど、と言ってい…

広瀬川歩記121

孤独 広瀬川沿いを歩いていると、よく鳶に餌をやっている老人を見かける。 最初は迷惑な老人だとしか思わなかったが、使い古した通勤靴とオーバーコートを身につけて吹きさらしのベンチに座っているのを見かけるうちに、次第に正視する気にならなくなってき…