広瀬川歩記128

こんな日は

先日、うららかな日差しに春を感じますと書いたばかりなのに、そして何よりもチョウを見たことを写真とともに紹介したのに、今日、雪が吹雪くように荒れ、風が乱舞してチョウはどうなったことかと思いをはせる日になった。

そんな日は、煩わしいことが胸に突き刺さる。最近特に政治を中心に日本人の劣化を憂えたくなることが多いのに、今日、ニュースに出てきた河野大臣の言葉に、それはそれは愕然としてしまった。

「国民に理解してもらうことが大切」というこの大臣、今日のテレビでは「ワクチンのベネフィットとリスク」について云々と言っていた。

その言葉は自然に口をついたのだろうか、教養を見せびらかしたかったのだろうか、国際人であると主張したかったのだろうか。

だが、「リスク」はともかく「ベネフィット」を理解できる国民はどれほどいるのだろうか。