広瀬川歩記30
ガビチョウ
2013年11月のこと、野鳥探索で歩いていたら、竹林の中で動く鳥を見つけた。
というより、耳慣れない鳴き声を聞いて近寄ってみたら、全然知らない鳥がいたのだ。
何羽か連れだっていた。目の周りから眉のように長く白い線が延びている。なんだこれ?
調べても野鳥図鑑にも出ていない。ハテ、ハテと思っているときにふと見つけた記事。中国からペットとしてやってきたものらしい。美声を買われてのことだそうだが、確かに見事なさえずりである。
ウグイスの鳴き真似などはお手のもの。しかし、とにかく間断なく鳴き続け、しかも相当のボリュームだ。終いにあきれて籠から追い出したのだろうか。今では青葉区の広い範囲でこの声が聞かれるし、特定外来種であるのに定着してしまった感がある。
冬場でも鳴いているが、写真に収まったのは最初の撮影を除くと5月と7月に限られるのは偶然だろうか。それで7月の鳥としてご紹介することにした。