広瀬川歩記73

クルミ割りカラス

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まずアタック

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すぐにチェック

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リベンジ

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より高く

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大成功

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努力のたまもの

東北大学クルミ割りカラスは聞いたことがあるかもしれない。道路に落として車に割らせるタイプ。

東北大学にほど近い澱橋緑地ではレンガの上に落とす。

同じ1羽だとすると、1年間記憶できる力があるということ。だが1羽だけではない。明らかに複数のカラスがこれを行う。

若鳥がまねをしているのも見かける。へたくそで草の上に落としたりする。

だがシーズンが終わる頃には上達して、次の年には名人になっているだろう。

そして同時に仲間にも、次の世代に身を以て教えているかもしれない。

これは時間と空間の広がり。まさに文化ではないだろうか。

 

カラスは賢い鳥だという。

 

 

広瀬川歩記72

トビ・とんび・鳶

空が高く、青さを増すようような季節は、トビが悠然として見える。

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啼きもせず

まるで空の王者であるかのように、大地を見下ろす。

 

ところが、そのとんびをからかうヤツがいる。

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なぜだ?

見ていると、だいたいカラスに閉口して先にその場を離れようとするのはトンビだし、そもそもオチョッカイをかけるのもカラス。トンビの負け。

トンビは生き餌もロクに獲らないし、唯むだに空をぐるぐる回るだけ?

 

ところがこの鳶、ヒトに突っかかってくることがある。

実際襲われたことがあるが、その理由はよく分からない。強いて言えば、子育て中かなにかの折に、知らずにレンズを向けたというようなことだったのか。

3年前の5月下旬のことである。川辺を歩いていた私は、突然後頭部にショックを受けた。音は全く聞こえなかったから振り返りもしなかったが、すぐ上を通過するものを見て、鳶であることを確認した。

驚いたことに鳶は反転すると真っ正面から第二次、第三次襲撃をかけてきた。私はフラッシュを立て、目くらましで攻撃をかわそうとしたが、彼は3度まで攻撃を止めようとはしなかった。

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沈黙の突撃

迫力があり、恐怖を感じるものである。

 

 

広瀬川歩記71

ちょっと残念な昨日

昨日書くつもりだったのに、特に楽しいこと、微笑ましいこともなく、1日が過ぎてしまった。ちょっと残念な10月3日。

今日は、ヤケ気味で昨日のニュースに触れよう。

動物商が商品として売り出す犬のゲージを広くするようにとの報道があって、違反者は指導対象となる旨が示されたが、動物商(ブリーダー)の言い分としては、現在より籠を大きくすると飼える犬の数が減って、商売が成り立たなくなるというものだった。

 

それっておかしくない?

 

映像では身体イッパイ、いっぱいのゲージに押し込められた小犬が写っていたが、ゲージを超えて成長するとどうなるのだろう。

商売にならないから「処分」することは明らかである。

 

何度でも言わなければいけない。日本ほど動物商が多い国は世界中どこにもない。

希少種の売買、生態系を壊す危険な動物が平気で売られている国はない。狭い家では到底飼うべきではない大きな生物が売られている国もない。

環境省も、なぜゲージにこだわるのか分からない。もっと根本的にとらえ、私たち人間と同じ地球上の「生き物」に私たちは謙虚にのぞまなければならないとは思わないのだろうか。

広瀬川歩記70

十五夜?満月?

十五夜と満月とは必ずしも一致しないの?へェ~、そうなんだ。この歳で初めて知った恥ずかしさと喜び。

月は先月二四日頃から輝きだしたね。

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9月24日

そして翌日には

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9月25日

九月末には。

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9月30日

さらに10月に入って十五夜お月さんは名月。

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ちょっと赤い月

そして十五夜お月さん。まだもっとまんまるく?

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なのに雲が出て

折角の満月で、土手には句会の人々が来たのに。
 

広瀬川歩記69

 歩きながら考える、というより思う

昨日、本当に久しぶりに旧職場の同僚に会った。

現役の彼は退職老人にコロナをうつすことがあってはならないと考え、予定していたそば屋を急遽、川っ淵に代えた。

それでもソーシャルディスタンスをとれだの、マスクをしろだのと言って気遣ってくれた。

その彼から、今年 春に亡くなった彼の母親がまだ故郷のお墓に埋葬できずにいることを聞いた。地方の名家だからそれなりの葬儀をしなければいけないが、このご時世だからクニに帰ることもままならまいという。

そういえば私の母の五年祭も妻の母親の三年祭(神道では「祭」)も今年見送らざるを得なかった。

そうした折、中曽根元総理の葬儀代が1億近いというので話題になっている。

昨年11月に亡くなり、合同葬を今年3月に執り行う予定であったが、それが延期となってようやく10月の実施となったという。9千万を超える額というのは元首相の葬儀としてさほど不自然なものではない。

参列者はPCRを無料で事前に受けさせることにするのだろうが、天寿を全うしたといえる人物の葬儀をなぜ今やらなければいけないのか、しかもなぜかくも盛大に行わなければならないのか。

 

釈然としないまま9月は終わろうとしている。

広瀬川歩記68

歩いていると

川っぷちを澱橋から牛越橋方向に歩いていると、3カ所で、石碑と言えるのだろうか、高さ1.2m程度、横幅1.7m前後の石にぶつかる。

いずれも土手道から下る階段を川に向かって進んだところに設置されている。下の道沿いで、階段の先にあるのだから、ここが公園化されていく時に設けられたものだろう。古いものではない。

澱橋に最も近いのが、これ。

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松渕

江戸時代、対岸にあった仙台藩士白川七郎屋敷の松にちなむものだと書いてある。

へェ~、どれくらいのお屋敷なんだろう。白川氏といえば、なかなかの名門だったからこうしたところに屋敷を構えていたのだろう。

そこから上流に向かうと、広瀬川が分流するところがあるが、そこに2基め。

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新兵淵

対岸に置かれた大日本帝国陸軍第2師団の新兵たちがこの辺で洗濯や水泳をしたんだそうだ。なんで橋から離れたこんな所で洗濯を?

 

下の道をさらに牛越方向に行くと、しばらくして道は行き止まりとなる。その直前にあるのが観音淵の碑。

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観音淵

これも対岸の観音堂が由来。

どれもこれも対岸由緒。ということはこっちがわすなわち地名「角五郎(つのごろう)」には大したものが無かったのか?「縛り地蔵」なんてのがあるにはあるが。

広瀬川歩記67

イソヒヨドリ

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6月以来の

定席みたいにしている屋根があって、そこにいないかなと思って見上げたら、ホントにいた。イソヒヨドリのメス!

今年は6月以来かな。

丁度1年前にも撮っている。

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得意気?

これが去年9月15日の写真。バッタに申し訳ないけど・・・。

 

イソヒヨを最初に見たのは5年前。女房にあれナニ?って言われて、ひょっとしてこれがイソヒヨドリ?って自信なく思ったのを覚えている。

名前から、てっきり海辺の鳥だとばかり思っていたのが、こんな所にいるものだから。

でもオスの赤が印象的で、

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ヒヨっつぽいけど・・・

もしかしてと思ったわけ。

それからというもの、最初に見つけるのはたいてい女房。どうも縁があるらしい。幸運をもたらす鳥だといいね。