広瀬川歩記143

昨日見た空

光が風に揺らいで若葉を包む。

そんな日だった昨日。私は天空を駆け抜ける鳥を見た。

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自在に飛ぶ

ああ、ツバメだ。

ツバメは、もう2週間以上前に見ていたが、少し早すぎる気がして確信できなかった。だが今日、高い空を突き抜けるあの鳥は、ツバメ以外の何もでもない。

そん思いでまだ見上げていたら、高い高い空を旋回する鳥がいる。あれは、アオサギダイサギか。

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高い高い空の中

アオサギは上昇気流を楽しんでいるのか。

 

そうして別の空を見たら、

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バツッ!

 

バツだって。何が?

広瀬川歩記143

知らないことが多すぎて

詩人の三好達治が友人と連れだって歩いていた時のこと。その友人から野の花の名を問われて知らないと答えると「君は詩人のくせに花の名一つ知らないのか。」といわれ、

恥ずかしく思い植物に関して猛勉強したというエピソードが残っている(アレッ?本当に達治の話だったかなあ、半世紀以上前に読んだ本の記憶だから怪しいけれど)が、詩人でもない私はこの歳になっても、植物だけでなく森羅万象について無知に等しい。

 

さて先日、シジュウカラの楽しげな食事風景を写真に撮って、ブログに載せようとしたら、何を食べているか分からなく、困惑し、ついには書けなくなってしまった。

今でも分からない。

花なのかな?芽を食べようとしているのかな?そもそも何という樹木なのだ?

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鳥の名はわかるけど

わかっていることは、この小さな鳥が生き生きと活動していること。

広瀬川歩記142

サクラ・サクラ

以前に「二春」と呼んだ梅と桜が、昨日はもう梅が散り始め、桜も満開に向かっている。

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梅と桜で二春

それどころかそこここでモモも咲いている。それなら三春。

青葉城に向かう道に咲く枝垂れはどうかな。行ってみる。

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可憐な枝垂れ桜

イチオシなのに、今年、ちょっと寂しい。

定番の大手門脇櫓込みの撮影に。

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櫓と桜

春はサクラの中にあるようだ。そんな思いで澱橋に立ったら、あれあれ初夏がもう、追いかけてきたようだ。

私の好きな若葉の季節。

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5月のような

 

広瀬川歩記141

花みな咲き誇り

今日は黄砂がひどすぎて歩く気にもならなかったが、一昨日見た花たちはもうはじけたように花弁を広げていた。まるで見ているさなかにも咲きほころびそうなほどに。

 

いつもの年に比べて少ないのはグランド整備の影響かな。県立宮城一高の新設グランドの脇、数こそすっかり少なくなってしまったが、今年も黄色が鮮やか。

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ラッパズイセンでしょ

そして三春ではなく二春。

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サクラにウメ

この暖かさだったら、モモがあればモモも開花したかも。

ようやく梅が満開となったら、一昨日この程度であった桜が、今日はもう満開であるに違いない。

青葉神社榴ヶ岡、錦町、長命舘。仙台を離れれば何といっても一目千本。大河原から船岡山へ。

行ってみたいな。

外に出たがるのをだれが止められようか。

広瀬川歩記140

ヤア、久しぶり!

人がイッパイ出ていた。

野球、テニス、バドミントン。20人ぐらいが参加してサッカーをやっている学生さん達もいる。土手道をランニングする人も歩く人も、とにかく驚くほど人がいる。

だから今日は、鳥写真日和ではない。

昨日、里山の斜面を登ったり下ったりしたけれど、歩行距離そのものはどれほどのことでもなかった。だから今日は歩くゾ-ッ、と思った矢先、向こうに見える枝を駆け上る鳥がいる。

ウン?コゲラにしては少し大きいような?だがあの動きはキツツキの仲間そのもの。

だとしたらァ、、、1も2もなく写真。

ハイ、ポーズ

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アカゲラ

案の定、アカゲラ。2010年以来。

あっという間に飛び去った。

広瀬川歩記139

営巣中

宮城県には川崎というところがある。

30年前に宮城に移住した頃は、その字を見る度に川崎市じゃない、宮城では川崎町なのだ、と自分に言い聞かせていた。

その川崎に今縁を持たせて戴いている。城跡の調査にかり出されたのだ。そして今日行った荻ノ館なる中世山城。

国有林内ということで熊やイノシシ対策上3人の職員さんが同行してくれた。結果は遺構なし。ここの文化財指定は解除すべきだろう。

というわけで同行者には申し訳ないことをしたが、宮城県はここに遺跡範囲まで示している。

しかし山城の麓の電柱にはコウノトリが巣をかけており、それを見ることができたのだ。

元気にヒナをかえし、そのヒナが大きくなればいいな。 

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電柱の上

 

広瀬川歩記138

生きとし生けるもの、大忙し

澱橋の河川緑地公園では、中学生と思われる男の子と女の子が、高校生、大学生のお兄さん、お姉さん、そして暇をもてあましている私の見ている中、手を繋いで河原へと向かっていった。

ウーン、ワシの時代はそんなじゃなかった。今でも妹に「私を出しに使って好きな女の子の家に行った。」と非難される。誰がお前なんか連れて行きたかったものか!

死んだ母が、どうしても女の子と遊びたいなら、妹を連れて行け!と厳命したからに他ならないのじゃ。

アッ!今そんな話をしようと思って書き始めてんじゃなかった。

川沿いの雑木林で、久々に見かけたモズが巣材運びをせっせとしているのを見かけたからその報告。

 

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モズはいつもキリリッとしている

そういえば、県内某所ではコウノトリが電柱の上に営巣。車の中からは、親鳥の白い羽が見えた。あいにく、そこはある城跡の入口だから、驚かさないように遠回りしてその山城に入らなくては。