広瀬川歩記40

納言は”夜”ですと

昨夜もひょっとして花火が上がるかと期待したけれどダメでした。そのかわりに月がチラチラ。

清少納言さんは、夏は夜が最高ですとおっしゃて、満月は言うに及ばず、闇夜の蛍さらに雨なども「をかし」と言い残されましたが、どうでしょう?

「冬は早朝(つとめて)」と言われたら返す言葉もありませんが、私は夏に関しても「夏はつとめて」派で「夜」派ではありません。特に千年前と違い、昨今、夜の三密は「あなおそろし」

f:id:kunomijyou164:20200802161441j:plain

朝霧は卯の刻に

思い惑わせるほどの霧でもなく、向こうからひた走る若者の足音が近づいてくるのは、むしろ「いとおかし」でございます。

f:id:kunomijyou164:20200802162214j:plain

卯の刻は5時から7時

6時に近づけば、陽は波を金色に染めはじめ、そしてさらに1時間。

f:id:kunomijyou164:20200802162805j:plain

至福の時

堤防に座って太陽を迎える。何か高原を歩いているような。

時計は7時に向かいます。

f:id:kunomijyou164:20200802163033j:plain

たった12分過ぎただけなのに

陽は昇り、もう、一面の緑です。

まるで時計より早く動けるかのように、太陽は勢いづき暑ささえもたらします。

 

梅雨は明けたのかな? さあ、散歩に出かけよう。