広瀬川歩記184

カニもいるんだ

広瀬川は色々な生物を育んでいる。

普段我々が見るのは魚と、それを狙っている鳥ばかりだが、水生昆虫がいなければ、魚だって生きられないだろう。先日はカゲロウが大発生した。

亀はしばしば見かける。だが外来種であるのが残念。

数年前には、隠れ家に入るカニを見たこともある。

それが数日前、いっぺんに2匹の死骸を見た。

近くを物欲しそうな小魚が走り回っている。

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仰向けのカニ

広瀬川は様々な生き物を育んでいる。そして生命の培養液となっている。

広瀬川歩記183

ムラサキシキブ

何と優雅な名であろう。

初めて知ったのは、富士山3合目付近。紫の実の色にひかれ、持っていた人に名を尋ねたら、どうしたわけか1本分けてくれた。

先日広瀬川沿いで見た時には、見事に結実していた。

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もとは「ムラサキシキミ」だとか

ウィキペディアによると、もともとは「ムラサキシキミ」と呼ばれていたのが変化したのだろうという。「シキミ」とは重る実=実がたくさんなるという意味、とも書いてある。

実際、優雅ではあるが、実は多く着く。

ところが、この写真の場所は、何と持ち主がキレイに刈ってしまって、今はもう見ることができない。せめてあと数日でも残しておいて欲しかった。

広瀬川歩記182

コスモス

秋らしい花といえば、秋桜子。

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コスモス

広瀬川沿いにも何カ所かで見られるけれど、大抵、人が意図的に植えたもの。でも中にはこの写真のように、どこからか飛んできたものもある。

それだからこそ、と言ってしまうのは少しためらいもありますが、河原に自生したコスモスは人も勝手に刈り取りやすいらしい。

翌日、もう半分は切られていました。

広瀬川歩記181

めだかの学校

メダカの水槽がすっかり緑藻に覆われてしまったので、金魚の鉢と、両方を洗うことにしたところ、驚きの発見がありました。

何と! 2mmほどのメダカの赤ちゃんが! 合計3尾!

ゥン?100匹以上いてもおかしくないのに。大人メダカに食われたのか?

 

大慌てで「子供の家」を用意。それがこれ。白い壁あたりに黒っぽい、ゴミのようなものが写っているでしょ。メダカの赤ちゃん。

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子供の家

大人メダカと金魚は、冬の間も外で生きられるように、暖房を入れ、段ボールと発砲スチロールで囲った鉢の中で共存させることにしました。ただし、大人メダカは、台所用三角コーナーに入れて、金魚に狙われないようにしました。編み目が詰まらない限り、水も酸素も供給されるはずです。

タニシは金魚ルームの小石あたりにいます。

さてあれこれ手間をかけた作業を終わらせてみれば、何と子供の家には少なくとも10尾以上の赤ちゃんが!なかには、生まれたばかりの子も。

この子達は室内で越冬させることにしました。成長しろよ。

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大人ハウス

 

広瀬川歩記180

カラス・トンビ

カラスとトンビの関係は、きっと鳥類学者が何か論文化しているに違いない。

見ていて、とても面白い。からかうカラスに対してからかわれ役のトンビが、そう怒っているようにも見えない。そして追う役はたいていカラス。なぜ?二羽のじゃれ合いを見た他のカラスが参加するのも面白い。あれをやるのはハシブト?ハシボソ?それとも両方?

 

別に餌の争奪戦ということでもない、何て考えながら歩いていたら、偶然、

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クルミ割りカラス

レンガの上でクルミを割るカラスを見た。

しかもその日、もっと先で鳶が餌を食べているのを見た。

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何を食べているのかな?

餌が何かは分からないが、写真を嫌ったのか鋭い声を上げ、顔を上げた。

 

 

広瀬川歩記179

ついに二桁!

ついに二桁、と言っても、残念ながら大谷投手の10勝の話ではありません。

10月になってしまったヨ~ォ。

東北地方では、スタッドレスのCMが幅を利かせはじめる月だということ。

 

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ゴミ拾いボランティア


毎年この時期になると、深松組1万人プロジェクトと称するボランティア活動が行われ澱橋下に車が集結して河川敷のゴミ拾いが実施される。

ボランティアにふさわしく、参加者は自発的ともとれるほど、熱心に作業している。

住民参加も呼びかけているようだし、春・秋と年2回もあるのに、私は参加したことがない。

 

そこでせめて広報させて下さい、というのが今日の記事。

 

アッ、そうそう、一応言っておかなきゃあ。

写真に写っている伐木は、前からここに置いてあるものです。

 

 

 

広瀬川歩記178

投網

川岸をウエットスーツらしいものを来た人が歩んでいる。

川面を時々にらんでいるようだ。

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投網 ①

トアミじゃないか?私は追いかけるように近づいていく。

「スミマセン。投網を打つところを撮らせて下さい。」

「つまらないよ。」「いや、是非撮らせて下さい。」

 

「こうか?」「ああ、ちょっと待って下さい。今、カメラの用意をしますから。丁度、広がるところを撮りたいんです。はい、お願いします。」

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投網②

扇のように広がってないと絵にならない。でもまさかもう一度とはいえない。どうせここで何回か打つだろうから、次のシャッターチャンスを待とう。

ところが、たぐり寄せたアミにはアユが...

 

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投網 ③

「今年、アユはどうですか?」「年々悪くなって行ってるよ。」

その割合に一打ちで1尾。スゴイ!と密かに舌を巻く。

「手に持って下さい。ブログに出したいんです。」

 

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              投 網  ④

 

無造作にアイスボックスに放り込む。

「わーぁ、いっぱいとれましたね。」「今日の2回目!」

それじゃあ、一日に40~50尾、捕まえるということ?名人だね。

第一、そこにいるって分からなきゃあ、1回打って1尾なんてならないよね。

名人!