広瀬川歩記158

久しぶりです

久しぶりの夏の陽。

もう本当に長い間、太陽を見ていなかった。

すでに午後も遅い時間だけど、空には太陽が復帰した。

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夏の陽の輝き

 

蝉が一斉に鳴き出したが、この一週間の初めに地上に出たセミは、太陽を知らずじまいだったに違いない。

虫は驚くほど貪欲に生命を輝かそうとしている。

鳥たちは、その虫をめがけている。

飛ぶ音が頭のすぐ上をもの凄いスピードで通り過ぎ、アパートの、ところ嫌わず停まろうとしている。

おそらく100羽以上のコムク。

思わず首をすくめ、息を呑む。

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ムクドリが頭上を