広瀬川歩記66
この花知ってる?
数年前、今にこの植物がこの辺の主のようになるんじゃないか、といっていた花が今年は特に目につくようになった。
菊の仲間だろうと思われるが、何しろ黄色がイヤッてほど目立つ。群生と言えるほど並びだしたのだ。
どんどん増えていくようで、その生命力が恐い。外来種に違いない、と妻に言ったら、キクイモっていうのよ、だって。
知っていたのかい。
北米原産でブタイモともいう「要注意外来種」だが、生活習慣病を予防する薬効もあるそうだ。花が落ちると地下茎が膨らみ始めるとのことだが、とにかく今は花に「ほどほど」という謙虚な態度が求められる。
ススキは中国など東アジアで広く見られるが、広瀬川沿いの覇権争いでは、アメリカのキクイモが東アジアのススキを圧倒しつつある。