広瀬川歩記151
季節は移り(4)
河川改修が終わったら、すぐに草刈りが始まった。
例年通り、澱橋付近に車両が停められ、乗ってきた作業員さん達が一斉に仕事を始めました。
スゴイですね。今年は機械化が進んでいるのでしょうか、瞬く間に伸び放題だった植物は刈られ、気持ちの良い芝地が出現し始めました。
しかも今年は!
小径と川の間まで徹底して、もはや樹木以外遮るものがありません。
しかも、しかも、それは上流側にさらに進行して、ついには川岸まで安心して歩けるようになったのです。
バンザァ~イ!
これでどこでもテントを張れるし、釣り人も苦もなく歩けるようになる。
と、私たちは手放しで喜べるのでしょうか?
上の写真が刈り取っている辺りには、それ以前オオヨシキリが鳴く萱が密生していました。
シジュウカラやカワラヒワは、萱に隠れつつ樹木間を渡っていたのです。樹木を渡る場合にも、下にそうした植物が茂っているのは心強かったと思いますよ。
澱緑地は、誰のものでしょうか。
野ねずみの死骸が道ばたで見つけました。ノラネコにでも襲われたのでしょう。どこにも隠れるところはありません。