広瀬川歩記149
季節は移り(2)
1月末か2月初め、広瀬川改修工事は澱橋下を拠点として始まった。まだ雪の降る頃だった。
橋の下手が大きくカーブして、流れが滞りがちなのを懸念したのだろう。土砂を取り除く作業が続く。
4月も下旬になって、ようやくめどがついたと思われる。大小様々な石が河床から引き上げられ橋の下に形良く集められた。
4月下旬、河床から引き上げられた石は橋の下に集積された。中には仙台城の石垣と同じ切り出し法を用いた石まである。
高く積まれた石は次々に運び出され、それを運ぶ砂利トラも、ひっきりなしにやってきた。
案外、工事終了までは時間がかかった。5月半ば、ようやく重機が姿を見せなくなり、トラックも保安員もいなくなった。
とはいえ、トラックの出入り口付近の様子を見ると、まだすべてが完了したわけではないらしい。
それにしても、改修工事したあとの川の蛇行部はどうなっただろうか。見に行きたい。