広瀬川歩記118
自然は生きている
1月17日に歩いた時に撮ったツララ写真を見て
オヤッ!と思ったので、2日に撮った写真と見比べてみた。
崩れたんだ!
いつからだろう?
このことは前にも言ったが、私は、広瀬川がどのように変わっていくのか、牛越橋あたりから澱橋あたりまでのうち何カ所かを定点として(といっても精確な1点ではない、多少ズレる地点)月初めか月末に写真を撮ることにしている。
ところが今回は偶然、1月7日にもツララ崖を撮っていた。それがこれ。
1月7日
どうもこの頃に崩れ始めたらしい。
昔、遺跡発掘をしていた頃、掘ってできた中世城郭の空堀の壁が翌日崩れているのを見たことがある。壁が夜中に凍って霜柱ができ、それが融ける時に壁ごと引きずり落としたのだ。
この崖も同じような現象を起こしたのかもしれない。
だが私は自然の中で起きる、このような現象を見ると、「自然は生きている」ということを本当に実感する。
そして人間の世の栄枯盛衰様もまた、自然現象の一環のようにさえ思えるのだ。