広瀬川歩記64

楽しかったです

今日は小雨交じりの中、9:45に仙台国際センター駅南口に集合した。片平市民センターの片平・花壇方面の歴史散歩に参加したのだ。

市博の庭から大橋を渡り、すぐに階段を左下に下りてキリシタン殉教碑、銭形不動尊などを見て回り、市民センターで解散した。8人前後で1グループ。C組まであったから25名参加ということだろうか。何でも抽選で3倍の競争だったとか。

一人が同行して説明してくれるが、ほかにルート上に配置されてその地点の専門的な話をしてくれる要員が現地で待機している。予定より30分遅く市民センターに到着したそうだが、その分、とても面白かった。

特に興味を引いたのは博物館の裏側に残る巽門跡の手前での植物についての話だった。間違っていなければ確か市博の吉沢さんと仰ったか、私は、その方の話で初めて「着果枝」という言葉を知った。ケヤキの着果(短)枝とも着花(短)枝とも書くらしい。

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普通の葉と着果枝

写真の上が普通の葉で、下が着果枝。枝も葉も小さいままで、写真の着果枝の下から2葉目。

付け根部分に種子がある。これがそのまま秋に強い風を受けて落ちるのだそうだ。少しでも遠くに飛べるようにということだ。

見慣れているケヤキ。それなのにどうしてこの長い人生の間にケヤキの葉っぱに注目しなかったのだろう。

こうしてみると、気付かなかったことが他にも多くあったに違いない。

何とうかつな私だろう。