広瀬川歩記8
川は生きてる
緊急事態ではなくなったから外出をしてもいいですよ、などと言われなくても、もともと外出するのがそれほど好きでない自分からすれば、自粛していたわけではない。
そもそも365日休みという超連休の私は労働の日々も無いわけだから、せめて休みの日には外に出て遊びましょう、なんていう発想はない。
ただし歩くのは好きである。夫婦で歩くときには会話らしいものが行われる。一人で歩くときには自分の頭の中で喋っている。ここが崩れたのは何年前だったかな?確か震災の時だよ。イヤッ、何年か前の豪雨の時だ。果てしなく論争は続き、結局、家に帰ったら証拠写真を探そう、ということになる。
あった、あった。
震災から1週間経って、川岸の崖はどうなっただろう、と歩いてみたら・・・
やがて左側の崩れ部分は流され、2015年9月の大雨で残った部分が3っつに割れ、
2017年には左側(下流側)の三角片が粉々になり、現在の形が作られた。
すごいよね。自然の力って。川は生きていて、ときどき人を恐怖に陥れるんだ。